キャッシングやローンは、融資、貸付を意味する言葉ですから、これを利用することが「借金」であることはまちがいありません。 でもキャッシングはともかく、ローンのほうは、おそらく全く無縁という方は珍しいのではないでしょうか。 住宅や車など比較的大きな買い物をするような時、ローンを組んでそのあと時間をかけて分割で返済していく、現代の社会で広く一般化した経済行動です。 家や車のような商品だけではありません。 何かのサービスを受ける場合も同じです。 今日では、いくらか大きな出費を必要とする事柄には、必ずそれ専用のローンが存在するといっても過言ではないようです。 トラベルローンもブライダルローンも教育ローン...
キャッシングローン。 少し古風な人ならば反射的に「借金」というかなりキツい言葉に置き換えてしまいます。 実際、そこに間違いはありません。 人生一度もお金に窮することがなければ幸せですね。 でも、この世はまさに一寸先は闇、よほど順調に生きている人でなければ、先々の不安材料に事欠かない世の中です。 転ばぬ先の杖。 キャッシングやローン、つまりお金の融通の仕組みの予備知識を持っておくにこしたことはなさそうです。 「一寸先は闇」というのはあまりにも陳腐な言い草ですが、人間、完全に「転ん」でしまい、完全に「窮して」しまってからでは、お金の融通を受けるのもなかなか難しいのです。 そうならないためにも、いつ...
キャッシングやローンが原則的に上で述べてきたようなものだとして、それを扱う業者には実にいろいろな種類があります。 扱う「商品」もさまざまです。 個々のキャッシングもローンもそれ自体一つの「商品」と考えることができます。 利息をもって購入する一つの商品なのです。 商品はその本体がお金であってみれば、金額が同じであればどこの店でも同じものだといえるでしょうが、それがいくらで買えるのか、どのような支払い方法で買えるのか、買うときの店側の対応は、各店の社会的信用度は、おまけに類する特典のあるなしは、など、さまざまに買う側の立場で比較検討を試みなければならないことがあります。 しかしこれは何かを「購入」...
要するにキャッシングもローンの一種です。 ただローンは「○○ローン」「△△ローン」という名付けられ方でわかるように使用目的が明確にされています。 住宅ローンという名目で融資されたお金を別の目的に用いることはできないわけです。 これに対してキャッシングでは、融資されるお金の使用目的を明確にする必要はありません。 使い道を限定しない無担保の融資なのです。 返済方法はローンとは異なり、原則的には翌月の一括返済です。 ただしリボルビング方式を採用することで事実上分割払いが可能になっているケースが多いようです。 銀行系・消費者金融系・信販系・IT系と、さまざまなキャッシング専用のローンカードが数多く発行...
キャッシングの貸付利率は「実質年率」、つまり年利であらわされます。 2006年に改正貸金業規制法(貸金業法)が成立して、いずれいわゆるグレーゾーン金利が撤廃され上限金利が利息制限法なみの年20%に引き下げられることになっているのは周知の通りですが、出資法によって、現状ではキャッシング業者には最高で年率29.2%(閏年のみ年29.28% 1日当たり0.08%)までの設定が認められることになっています。 直接キャッシングの利息を割り出す計算式は 借入残高×実質年率÷365×利用日数です。 仮に10万円を実質年率20%で30日間借りると10万円×20%÷365×30日=1643円 となります。 18...
要するにキャッシングは、元金に利息を足した金額で、元金に当たる現金を手に入れるという形の「買い物」であるわけです。 より多い金額でより少ない現金を買うという、少し変わった「買い物」ではありますが、その元金に当たる現金が、今自分の手にはない、手に入れたい欲しいものだという意味で「商品」であり得るからです。 そしてそれを買うための元金プラス利息は、多くの場合リボルビング式で後払いの毎月払いというわけです。 したがって買い物をする当事者は、利息と返済方式に最大の注意を払わねばならないということなのです。 ところがキャッシングの利息計算や返済方式はけっこうむずかしい。 多少とも予備知識があるほうがいい...
キャッシングの条件として最も重要な金利と返済方法の予備知識を持ったとして、それでこの「買い物」ができるか。 実はキャッシングという「買い物」はなかなかお客を選ぶのです。 なにしろ先渡しにされる品物が「お金」ですから。 しかも支払いは現実にはリボルビング式・分割の後払いなのですから、最後まで売買ー契約がきちんと完了するように、それを保証してくれるお客を審査して選ぶのです。 そこでこの「審査」についてもあらましを理解しておくことが妥当だということになります。 キャッシングにおけるお客の審査を「与信」といいます。 お客の信用情報を調査して、それをお客に付与することを指しています。 キャッシングは通常...
キャッシングの返済方法は前にも述べたように一般にリボルビング式です。 キャッシングの利用額や利用件数に関係なく毎月一定額を払うというものです。 しかしリボルビング方式にもさらにいろいろな種類がありますので、現実のキャッシングの際には金利ともども慎重な比較が必要です。 大きく分けて定額式と定率式があります。 定額式には 元利定額リボルビング方式-元金と利息を含む一定の支払額を毎月支払う 元金定額リボルビング方式-一定額の元金に利息を足した金額を毎月支払う 定率式は 元金定率リボルビング方式-借入残高に対して定率の元金に利息を足した金額を毎月支払う がふつうです。 また定額式と定率式の折衷的な要素...
ではキャッシングにおける与信は具体的にどのような形で行われるか。 大体2種類あります。 業者によって使い分けられているようです。 クレジット・信販系の会社で用いられているのが、「属性ポイント制」です。 「属性」については先に述べましたが、キャッシングの利用を申し込んだ人の属性をポイントで数え、その総合点によって融資の可否や限度額を決めるというものです。 属性には高い低い、良し悪しがありますが、それを職業が公務員なら5点、会社員なら3点、自営業なら2点、持ち家居住なら5点、賃貸住宅居住なら2点という形で具体的な点数にして、その総合点を出すわけです。...
キャッシングにおける与信の前提として、まず個人に関するどのような事柄が審査の対象となるのか。 すでにクレジットカードを作った経験のある方などは、おおよその見当は付くことでしょう。 主な審査事項は、年齢、就職先や就業形態、就業年数、年収、家族構成、居住形態etcで、直接間接にその人の経済状態・社会的信用に結び付く種々の情報です。 これらの事柄がその個人の「属性」として表現されます。 属性には、高い、低い、良し悪しの評価があります。 もちろん、これは個人への人間的評価であるわけではなく、融資を受ける上での評価です。 それも必ずしも一人一人の信用を個別に判断するというよりは、どのような属性の場合に概...
ただしキャッシングにおける審査事項は、職業・年収・就業形態・家族形態・居住形態といった比較的常識的なわかりやすい個人の情報ばかりでもありません。 属性ポイント制や属性モデル像方式の与信に加えて必要な個人信用情報というものがあります。 これは新たにキャッシングの申し込みをした人物の過去のキャッシングやローンの利用状況を問題とするものです。 個人のキャッシングやローンの利用記録、借入額や件数、返済の状況、遅滞・債務整理・自己破産のある無しなどは、国内5つの信用情報機関に登録されています。 キャッシング業者は自社のデータに加えて、それら情報機関の登録情報を参照して審査を行うのです。 過去の利用状況の...
消費者金融系キャッシングの与信で用いられているのが「属性モデル像」方式です。 この場合、キャッシングの申し込みをした人に対して、その業者の過去の利用者データの中から最も属性が近いと判断される例をモデルとして選びだします。 その過去のモデルは、審査を通過して融資をうけたわけですが、その結果はどのようであったか。 毎月の支払いが滞りなく行われたか、完済までにどれ程の時日がかかったか、途中で新たな借入れをしたか否か、債務整理や自己破産などに陥らなかったか等、すべての事柄が参照されます。 結局、他人のデータによって、あなたへのキャッシングの可否が決まるといういうもので、この方式の審査による可否は、時に...
キャッシング審査に資される「個人信用情報」。 これは個人情報の一部ですが、その個人の経済的信用度をあらわす情報のみを限定して指しています。 より具体的には、クレジットやローン、キャッシングの契約に関する具体的事実、利用状況の記録というわけです。 日本国内には株式会社シー・アイ・シー(CIC)・全国銀行個人信用情報センター・全国信用情報センター連合会(全情連)・株式会社シーシービー(CCB)の4つの個人信用情報機関ともう一つ全業種を横断する個人信用情報機関とが設置されています。 過剰貸付や多重債務などの防止を盛り込んだ貸金業規制法が成立したため、キャッシング業者は信用情報機関の利用を義務付けられ...
キャッシングの審査を通過できない場合、現在の職業の種類や雇用形態の問題などであるよりは過去の個人信用情報の問題であることが少なくありません。 過去の個人信用情報に問題がある、つまり過去のキャッシングやローンで遅滞や債務整理、自己破産等を起こしていた場合は審査を通過できないということになります。 また現在、別のキャッシング業者に借入れがあり、その件数が多すぎるといった場合も審査を通過できない理由になり得ます。 また一定期間内にいくつものキャッシング業者に申し出をしている場合も同じです。 多重債務者になる可能性があるからです。 これに対して、現在の職業や雇用形態といった属性に関してはかなり審査の許...
キャッシング審査の項目に関して、少し付け加えをしましょう。 年収は、最も本質的なもののように思えます。 しかし一般的キャッシングでは自己申告になるため、特に重視はされないようです。 それだけにあらかじめ年収を証明して発行したローンカードなどでは融資はスピーディに行われます。 また一般に年収の証明書類を提示してキャッシングを申し込めば審査は早いということにもなります。 職業や就業形態は、当然のことですが安定度が高いほど評価が上です。 つまり公務員や会社員が自営業やアルバイト・フリーターよりも、また勤続年数が長いほど評価が高いのはいうまでもありません。 しかしアルバイトやフリーターでも一定の定期収...
キャッシングを希望する際、その機能のついたカードなどを持っている場合はことは簡単ですが、これから新たに申し込みをして審査を受けるという場合には、まず身分証の提示が必要です。 健康保険証・住民票・運転免許証・パスポート、基本的にはどれでも可能です。 しかし健康保険証、それも社会保険証や公務員共済保険証、組合保険証といったその人の職業・勤務先が直接証明されている保険証が最も有効です。 考えようによっては、これらの保険証は審査の主要項目のかなりの部分をカバーしているわけで、それだけ審査そのものもスピード化されます。 これに対して国民健康保険証は、本人確認をする以外にそれ自体として証明してくれるものが...
さて、キャッシングに関して、実際にどこに申し込むか。 どこでキャッシングという商品を購入するか。 それはここまでで身に付けた予備知識に照らして、キャッシング審査における自分の信用力がどのようなものであり、どのような条件のキャッシングを選び得る立場にあるか、ということにかかっています。 最もわかりやすい職業や年収に問題がないのであれば、さほど審査を気にかける必要がなく、最も有利な、つまりひたすら低利なキャッシングを選ぶことができます。 概して銀行系キャッシングがこの条件にかなうでしょう。 これに対して自分の諸属性の高さには必ずしも自信がもてないという状態ならば、比較的審査の許容範囲が広い消費者金...
キャッシング審査の項目の一つ居住形態で、資産としての持ち家に住んでいるほうが賃貸住宅に住んでいるよりも評価が高いというのはわかりやすいでしょう。 また居住年数が長く、安定的に居住していることも同様です。 ところが面白いのは家族形態です。 どのような家族構成で住んでいるかは、場合によっては案外意味の深い審査項目なのです。 もちろん、一般に単身よりも家族と居住しているほうが、一人で行方をくらますといった事態は起こりにくいわけです。 ですから親と居住している独身者などは案外審査に有利なのです。 ふつう独身者といえば社会的に不安定な状態と見なされやすいわけですが、親と居住していれば安定度はクリアされま...
「キャッシングは計画的に!」 なにも数多いキャッシング・ロ-ン会社のテレビコマーシャルを借用したわけではありません。 しかしキャッシング・ローンの利用に際しては、まさに「計画的に」の一語に尽きます。 今日ではキャッシングの審査は概してスピード化され、しかも店頭におもむく必要もなく、郵便、電話といった、通常の通信手段はもちろんのこと、自動貸付機、インターネットと対人の交渉を介さずに手続きが完了することも多いのです。 しかも手にしたお金には用途が限定されていないのです。 その手軽さが気軽でとりとめのない利用に繋がることがないようにするには、なかなか強い意志が必要であるかもしれません。 あくまでキャ...
さて、キャッシングにはうまく利用すれば真に特典とよべそうな条件が付属している場合があります。 その一つが、無利息期間です。 一定の期間にキャッシングの元金が返済できれば、完全に無利息というものです。 期間は7日間というのが多いようですが、30日間というのも少なくありません。 しかも融資限度額が高額という場合も珍しくありません。 およそどんな種類の借金にも縁がないと自負している方でも、ごく短い時日お金の融通がつけば好都合ということはけっこうあるのではないでしょうか。 ただしこれを利用するときには、確実に期間内に元金を返済しなければなりません。 また無利息の利用を何度も重ねられるか、一度きりである...